広汎性発達障害

自閉症やAD/HDの問題に取り組んでいる研究所が主催するセミナーに出席してきました。親御さんたちの取り組みには頭が下がる思いです。診断されて治らないと言われた親御さんが多いようですが、諦めず、アンテナをはって、ネットワークを構築して、情報交換をして、見事な取り組みをされています。今から10年前には分からなかったようなことが今は分かってきています。私は自閉症は早期発見、早期治療で、完治すると考えるようになっています。何千人もの子どもたちが、熱心かつ賢明な親の取り組みによって、完治というレベルに達しています。一人でもそのような子どもがいるということは、もう一人の子どももそのようになれるということでしょう。親御さんに言いたい。諦めない取り組みをなさることです。障害は個性と考えることはできます。しかし、治せるものは治したいですね。それでも治らないなら、それを個性として受け止めることが必要だと思います。障害を持っている人にとっては、その障害を抱えたまま自分の人生を生き抜くこと、それがその人にしかできないその人の仕事なのだと思います。人の誕生は遺伝子的に考えると、1億円の宝くじに連続して100万回あたるようなものだと言われます。偶然生まれたのでもなく、間違って生まれたのでもないのです。そんなことを考えた一日でした。明日は日曜日です。

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