柿谷カウンセリングセンターはリアリティセラピー(現実療法)を主とし全人的アプローチを目指していす

分子整合医学と精神病

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心と体の健康

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精神病とナイアシン(2000年1月18日)-----第3号

このメールマガジンは、不定期に発行されます。

ナイアシンの働きは、1954年に抗精神病薬が市場に出回る前に確かめられていました。 ホッファー博士はオズモンド博士と共に、精神分裂病の治療の改善に取り組んでいました。

幻聴のような知覚異常は、当時知られていた幻覚誘発剤LSDが引き起こすものとよく似 ていました。ひょっとして精神分裂病の患者さんの体内で、LSDと似たような化学物質が 作られているのではないだろうか?そうであるとするなら、それはどんな物質だろう。イン ドール核を持った物質であるはずだ。そして、アドレナリンがアドレナクロームに変化す るときに、そのような物質になるということが分かってきました。

ではアドレナリンがアドレナクロームに変わらないようにするには、どうしたらよいだろう。 安全な方法であるべきだ。やがてビタミンB3(ナイアシン)が注目されるようになるのです。

二重盲検法まで採用されて、良い結果が出ても、「もしこのデーターが確かなら、ノーベル 賞ものだ」と言われながら、精神分裂病の治療は薬物療法が現状では主で、大して改善し ていません。ある精神科医が、どうしてそのようなことが発表されているのに、その治療が 行なわれていないのか、と言われました。

どうして? と言いながらそれを確かめる立場の人が、そのような治療に取り組めない医療 の体質があるのではないでしょうか?あなたが精神科医だとします。あなたは病院に勤め ながら、このような治療を行なう勇気がありますか?

勤務医には期待できません。大学病院の精神科医に期待できません。開業医なら、ひょっ として? でもこれはアメリカの話しですが、ホッファー博士のところにある医師から電話が入 りました。先生のおっしゃるとおりにしましたら、大変な治療効果が出ました。こんな報告を 受けたホッファー博士は、「お困りの方がたくさんいらっしゃるので、先生の連絡先を皆さん にお教えしてよろしいでしょうか?」相手の医師は、「それは困ります。知られたら私はこの町< ではやっていけなくなります。」公に認められていないやり方をするのは、誰でも怖いのです。 でも、医学が進歩してきているのですから、そのうち日の目を見るでしょう。でも、いつ頃なの でしょう。イスラエルの民はエジプトの奴隷生活を離れ自由の身になりましたが、約束の地 カナンに入るのに40年もかけています。2週間もすれば入れるところを、40年もかけたの です。世代交代が必要だったのでしょう。