柿谷カウンセリングセンターはリアリティセラピー(現実療法)を主とし全人的アプローチを目指していす

相談にのってください

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心と体の健康

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「相談にのってください」 (2000年4月12日)-----第26号

このメールマガジンは、不定期に発行されます。

次のようなメールを受け取りました。『選択理論』の10章あたりを読み進んでいるとのこと でした。

「希望の部署への異動が10年近くもできずに悩んでいます。何度もお願いしたり、企画書 を何通も出したりアプローチはしたのですが、どうやら「興味を持っていない」ということら しいのです。つまり、私という人材に興味を持っていないということだそうです。学歴や女 性であること、既婚であることはもちろん何らかの影響を及ぼしていることは考えられます。 しかし、仕事は好きですし、それなりの実績も残しているので、何とかその上に築けるもの を探しているところです。 どうしようもなければ、転職も一つの選択ですが、出来れば今の仕事を活かしながら副業 の形でやっていきたいのが一番の理想なのです。 ところが、人間関係を築こうとしても社内はとても険悪な雰囲気で、自分の立場を守ること にみんな全力を尽くしていて、とても情けをかけてもらうことなど出来ないし、管理職に関し てはそれをしようとするとセクハラを受ける羽目になることばかりでした。一体どのように 接すればよいのでしょうか。」(KI)

以下が簡単なお返事です。

力になるためには、具体的なことを知らなければなりません。副業とは?今の仕事とは? どんな部署で、誰との人間関係が一番ネックなのか?等々。あなたの「上質世界」にあるも のは何か?家族の上質世界にあるイメージ写真は?、、、、等々。

次のWDEPのステップを踏んでみてください。

Wants 自分は何を求めているのか。それはどの欲求を満たすのか。その欲求を 満たすのは、他の方法も可能なのか。職場のどの人との関係をよくしたい のか。 Doing そのために自分は何をしているか。特定の人との関係ではどんな関わり をしているか。 Evaluation それは効果があるか? Plan ではどんな計画が必要か。 KIさん、変えられるのは自分だけですよね。あなたはこれまで十年も取り組んで来られ ました。部署の移動について決定権をもっている相手が変わらないとしたらどうしますか? 変えられるものと変えられないものとの区別をつけて、変えられるものだけに取り組めま すか。自分の対応の仕方は変えられますが、相手の対応の仕方は相手が決めることです。 喜びに満ちた職場って本当にないようですね。

新刊書をご紹介します。

グラッサー博士の『選択理論』---幸せな人間関係を築くために--- 定価3,990円 柿谷正期訳 アチーブメント出版、星雲社発売、「夫婦・親子・教師と生徒・マネジャーと従業員との上質な人間関係のあり方を明快に説き明かす」と帯に書いてあります。