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批判について(その9)



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心と体の健康
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「心と体の健康」 -批判について(その9)-(2000年4月17日)---
第29号
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このメールマガジンは、不定期に発行されます。


第15号に掲載させて頂いたKMさんから以下のようなメールをいただきました。二つの 掲示板での批判合戦が嫌になって、参加をやめたとありました。この経験から次のよ うに考えるようになったとのメールです。

「現実社会の場において人を叱るとき、他人からちょっと離れた場所 に呼び、その人にだけ話す方が、人前で叱るよりは、その人の自尊心 が傷つかないため効果的であることはよく言われていることです。 しかし、インターネットの掲示板は全ての人が見ていますから、そ こで批判することは、現実社会に置きかえれば、人前で批判している のと同じ状態になるため、批判された側は自尊心を傷つけられ、多く の場合、批判合戦になってしまうのではないでしょうか。

現実社会の例は「叱る」に対し、インターネットの例は「批判」 ということで、違いはあるとは思いますが、「自尊心を傷つけられる」 という点においては、同じなのだと思います。 このため、インターネット上での批判は、よい効果を生みにくい のではないかと思います。

このことより逆に、自尊心を傷つけないように批判すれば、現実 社会でも、受け入れてもらいやすいのではないかと思います。

以前掲載していただいたときは、「批判自体がいけない」という 趣旨の内容でしたが、いまは、「批判」自体よりも、「批判の方法」 の方に重点が置かれるべきだと考えています。」(KM)

以上がKMさんのご意見です。私は批判自体に問題があると考えていますので、少し考え を述べてみたいと思います。「叱る」という言葉を使うときに、叱る側が絶対に正しいと の印象を与えます。「批判」はそこまで大上段に構えてはいないように思えます。批判 のない意見の述べ方、批判のないフィードバックの仕方を目指す方が、批判の仕方を 研究するよりも、良い人間関係を築けると思います。外的コントロール心理学の与える 影響は3段階あります。1段階は、ベルが鳴ったので受話器をとったの類で何の害もあ りません。第2段階は、あの人はガミガミ言わないと変わらないと考えて、それを実行す ることです。この段階は有害です。第3段階は、相手を変えるのは私の義務、正義であ ると考え行動することです。この段階は破壊的です。

私は自分の三男を叱ったことがありません。先日中学1年生になり、お弁当を 忘れて行きました。最初に忘れたときに、叱る親がいるかもしれません。「折角作ったお 弁当を忘れるなんて、しっかりしなさい」とか言って。私は、質問しました。「この次忘れな いようにするにはどうしたらいいと思う?」そこで話し合って、弁当を包んだらすぐにカバン に入れることにしました。数日後2回目に忘れたときには、包まないままで忘れていまし た。私は心の中でニッコリしました。子どもは約束を実行しているのです。包んだらカバン に入れるのですから、包んでなくてテーブルに載ったままでした。このときは妻が対応した ので、どんな話し合いになったかは知りません。でも、だれでも忘れることはありますよね。 私の課題は批判をしない意見の述べ方、批判のないフィードバックの仕方です。これがな ければ、喜びに満ちた職場環境も学校環境も家庭環境も作れないのではないかと思って います。心の健康に大切なのは、批判をしない関わり方だと思います。インパーソナルな 問題でも批判をしない意見の述べ方、フィードバックの仕方を身につけていると、パーソナ ルな問題でもそれを実践できるような気がします。


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