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批判はいいことですか?(その3)



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心と体の健康
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批判はいいことですか?(その3)(2000年2月21日)-----第15号
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このメールマガジンは、不定期に発行されます。

「批判はいいことですか?」(その2)について次のようなご意見を頂きました。KMさんのメール を配信します。 > 「批判は良いことですか?として、批判を戒めていますが、私は反対です。やはり、それ >ぞれに批判があってこそ、人間は欠点に気づき、自己啓発し、向上するのです。 (以下略)

この方は、自己批判と他人批判を混同されているのではないかと思います。同様に、製品 開発のくだりにおいては、前号の記事で著者が言いたかったのは、人間自身に対する批判 であり、製品に関する批判ではないですね。 結果として、以下の4点が「批判」の解釈として混同されていると思います。

[批判をするのは誰か?]
・他人からの批判
・自己批判


[批判をする対象は?]
・人間自身に対する批判
・(人間が作った)製品に対する批判


確かに製品開発のように他者との競争原理が働いているものに関しては、批判して他より 品質等を高めなければならないですが、コメントを書かれた方の頭の中では、人間の関係 にも、暗黙のうちに競争原理が働いているがゆえに、混同しているのだと思います。

しかしこのような混同は、いまの情報・競争に追いたてられている現代人としてはよく見ら れるもので、人間関係が冷え込んでいる現状をよく示唆しているものだと思います。

確かに人間関係にもおよぶ批判は、すでに現代の風潮となっているかもしれません。しかし、 風潮イコール正しいかどうかは別です。

風潮があるからといって、無理に自分までその風潮にのっとった考え方をする必要はないと 思います。これはまさに著者が内的心理学の中で言われている「選択」ですね。人を傷つけ ることがわかっていても風潮を選択するのか、断固間違いだと風潮を否定する選択をするの か、選択は個人にまかされていると思います。

しかし、自分が選択しているものが何なのか、それは(混同しないで)正しく見極める必要があ ると思います。

最後に、人を批判することが正しいかどうかは、人を批判して失敗するという2度としたくない ような、苦い経験をしなければ、個人的な経験からなかなかわからないと思います。しかし、 そうなるためには、密な人間間系が必要とされるわけで、現代のように希薄なつかず離れず の人間関係では、なかなかこのようなシチュエーチョンは起こりにくいので、その結果、人の批 判が正しいかどうかを学習する機会自体が失われているものと思います。(KM)

以上KMさんのご意見をそのまま掲載しました。私は自己批判という言葉よりは、自己評価とい う言葉を好んで使います。Self-evaluationの意味で、Self-esteemの意味ではありません。自己 評価は健全ですが、自己批判は不健全になるきらいがあると考えます。批判で随分白熱してい ますが、もう少しおつきあいください。


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