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馬の調教:暴力か信頼か



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心と体の健康
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「心と体の健康」 -「馬の調教:暴力か信頼か」(2002年6月27日)---
第57号
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このメールマガジンは、不定期に発行されます。


Horse Whisperという題の本が英語で書かれ、ロバート・レッドフォード主演 の映画になりました。『モンタナの風に抱かれて』です。私は映画を観ていま せんが、本は英語で(日本語があるかどうか?) 読みました。実在人物 Monty Robertsが原型です。

モンティは、強制しないで、野生馬を30分で、調教する才能を持っています。 ラウンドペンと呼ばれる場所に馬を入れます。コンクリートの壁が円形に なっていて、馬は外を見ることができません。ここに入ってきた馬は、走り 回ります。5回、10回、25回、、と。 この間、モンティはいつも目線が馬と合っています。やがて逃げられない、 危害が加えられないことが分かると、走り方が静かになります。

中に入っていたモンティは、馬の動きをみながら、馬が自分を受け入れる段階 に来ているかどうかを確認します。馬が上下に頭を動かすことから分かります。 するとモンティは馬から目をそらし、馬と同じ方向を向くようにします。ゆっく りと歩いている間に馬が近づいてきます。モンティは馬に優しく触れます。 そしてまた、モンティは歩き始めます。馬はついてきます。馬の鼻筋から馬の 顔の両頬をなで、馬のたてがみ、お腹とやさしく触れていくと、馬はこの人は 自分に危害を加えない人だと分かってきます。こうして信頼関係が確立します。

数分後に、モンティと同じ格好をした人がサドルを持って入ってきます。馬は この人も安全だと分かってきます。それが馬にも分かった頃に、馬の背中にサ ドルを置きます。馬は人間を信頼するようになっています。そのまま馬場を歩 きます。馬はやさしくなでてもらいます。安全だとの確信が馬に出てきます。 モンティがくらにまたがり、そのまま歩きます。

最初の馬の反応は恐怖です。これは若者にも言えることです。人間の場合、 恐れることは不快なので、恐れは敵意に変わります。信頼こそ人間関係の基盤 です。若者もバカにされない、からかわれない、面目をつぶされない、批判さ れない・・・という安全が保証される必要があります。物理的にも、情緒的に も、心理的にも害を与えられないという環境が必要です。

これまでは馬の調教で強制、暴力が使われてきました。過去何千年もの間、 暴力によって人間に屈伏させるという調教方法が唯一、正しいものだと思わ れていたのです。この調教のプロセスで人も馬も死ぬことがあります。調教す る馬場には白と黒の十字架がかかっています。白い十字架は人の数、黒い十字 架は馬の数です。死んだ人と馬の数です。当然黒の十字架がたくさんかかって います。

教育界にも同じことが見られます。教育には強制や暴力が必要だと考えてい る人がたくさんいます。しかし、そろそろ私たちは馬から教えてもらう時では ないでしょうか。

「暴力を最後のよりどころにする人は、自分が無能であることを証明してい るにすぎない。」(モンティ・ロバーツ)

グラッサー博士は、温かい、強固な人間関係が、教師と生徒、親と子どもの 間になければならないと言っています。

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